世の中がデジタル化されるにつれて、意味合いが変わって
きた言葉ってありますよね・・・。
よくある、「掲示板」もその一つです。
ちょっと前までは駅の改札口にも掲示板があって、
待ち合わせをする人への伝言などが書き込めるように
なっていました。
でも今では、「掲示板」というと、インターネット上の
電子掲示板を指すことが圧倒的に多くなってきています。
そんな風潮の中、アナログの掲示板を地域のコミュニケーションの場に
しているお寺があります。
しかも東京の山の手というリッチで閑静な住宅街の一角にあり、
黒板式の掲示板が設けられています。
ユニークなのは、掲示板の運営方法です。
毎週月曜日に、ご住職が「今週のお題」を書き込みます。
それを見た人が答えを書いて、また違う人が見て別の解答を
付けていくという繰り返しで、黒板いっぱいの書き込みに
なることも少なくないとか・・・。
手段はアナログなのですが、インターネットの電子掲示板の
手法を取り入れることで、双方向のコミュニケーションが
実現しています。
今では地域の中ですっかり定着しているとか・・・。
一見すると時代遅れに思えるものも、やり方次第で現代でも
受け入れられることを、この掲示板の事例は示しています。
世の中には、同じようなケースがたくさんあるかもしれませんね。