マンガコラムニストの夏目房之介さんが『大法輪』という
仏教雑誌11月号に「仏教マンガの面白さ」を寄稿
しています。
「仏教マンガて何?」から「仏教とマンガの関係」など
マンガとしての「面白さ」・・・。
昨日の『ぶっせん』を始め、仏教マンガの王道『ブッダ』や
『火の鳥』(手塚治虫)、映画化された『ファンシィダンス』、
など、いくつかを紹介しています。
漫画の元祖として有名なのは「鳥獣戯画」ですね。
これも僧侶が描いたものと言われています。
他にもダイレクトに仏教を語ったものに「信貴山縁起」が
あります。
通常のお寺の縁起を記したものではなく、平安時代中期に
信貴山で修行した説話を描きます。
両者は日本の漫画文化のルーツと言われています。
また、仏教といえば江戸時代のレジャーの中でも一番の
花形は、お寺参り・・・。
「ちょいと、お寺参りへ・・・」と言えば、外へ出歩いて、
美味しいものを食べたりする、またとない口実でもあったようです。
数多い江戸の資料にも、楽しげな江戸市民の様子が描かれています。
なんと、仏教はレジャーの元祖でもあったのですね?