先代住職の供養



今日は、師僧でもある父の七回忌の法要です。
大勢の方がお見えになるので天気で良かったです。
午後からなので、とりあえず本堂の準備は終わり、
ただいまは御斎の方が準備中です。

思い返せば6年前に在宅で療養をしていて、いつも寝ていた
ベットで静に息をきとりました。

特に危篤だったわけではなかったので、家族などは普通に
自分たちの用をしていたのですが、不思議なことに全員が
用を終えて帰ってきた時に、時間を合わせるように亡く
なったのです。

「先の時代」を読む力があり、自分の心に正直な人で、
心に思うことは行動に移し、心が動かない時は
とても頑固でした。

でも、わがままという感じではなく、その行動には「信念」が
感じられるので、とてもナイスだったと思います。

86歳で亡くなった父・・・。時々、いま生きていたら、
どんなふうに齢を重ねていたのだろうかと思います。

生きている時よりも、亡くなってからの方が記憶に残ることが
あるから不思議ですね。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日・・・。

有名な俵万智さんの一首ですが、父として師僧として「記憶」に
「記念」に留めておきたいことを大切にして、これから法要を
したいと思います。

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