今日からお彼岸・・・。
台風の通過で境内の被害や掃除で大変かと思って
いたら、さほどの影響もなくホッとしています。
いつも境内の写真を撮ってくださった檀家の
Mさんは、素人ながらかなりの腕前で、作品集も
プロ並みです。
彼岸花が咲く頃にも何度も足を運ばれて、
「う~ん、まだ早いな・・・」
「ここがちょっと傾いていると良いんだけどな!」
奥様の十三回忌を勤められ、その間どんなに淋しかった
ことか・・・。
ご自身も手術をされ、それもどんなに不安だったことか。
でも、そんな辛さに不満をもらすわけでもなく、いつも
笑顔で朗らかに接してくださり、和尚が力をもらった
くらいです。
写真も人生も、どこか見る目線が違っていて、そこが
とてもチャーミングな方でした。
先日の納骨のとき、人生のご苦労がすべてがつまっていた
のか、飛びきり重いご遺骨でした。
お経はしっかりと集中してできましたが、「表白」という
法要の主旨をのべる文を読み上げる時に、ちょっとした呼吸の
タイミングで、Mさんとの思い出や笑顔が浮かび、その瞬間に
「グゥグゥ~ッ」と、きてしまいました。
まだまだ修行が足りませんね!
「彼岸」という仏さまの世界で、いつまでもお守りくださいね。
誕生花、彼岸花(ひがんばな)
9月20日の誕生花、彼岸花(ひがんばな)を紹介します。 彼岸花は、別名を「曼珠沙
境内の写真
私も美しい花や風景に励まされていました。
特に蓮の花が素敵で・・・
ご冥福をお祈りいたします。