墓石の多くは、いま中国に依存しています。
すべてとは言いませんが、その技術もかなりの
レベルまでに到達しているようです。
その中国まで、お願いしてあった観音様の石造を、
一緒に見に行きましょうと言われていた石屋さんが
亡くなくなりました。
愛する奥様に先立たれ、自らも入退院を繰り返し、
ながらも、仕事を熱心に勤められ、お寺のためにと
一生懸命に尽くしてくれた方でした。
ご葬儀の中で、故人を称える文を奉読中に、大好き
だったタバコを吹かし、やさしい笑顔で話しかける
お姿が急に浮かび、涙声になってしまいました。
2週間前にお体のことも気遣って、中国へ行くことを
お断りしてしまったことが悔やまれます。
「そんなこと言わないでくださいよ・・・」
それが和尚との最後の言葉でした・・・。
合掌