和尚は「7」(しち)の発音ができない。
これはお坊さんにとっては致命的なことで
七回忌とか七七日忌(四十九日)、十七回忌
という発音が、「ひちかき」「ひちひちにちき」
「じゅうひちかいき」となってしまう。
江戸っ子なので「ヒ」と「シ」が上手く言えないのだ。
おもしろい話があって、二度と使えない状態を
「おシャカになる」なんていう言い方をする。
この「おシャカ」は、「お釈迦になる」という
語源からきている。辞書に載っている解説は
こうだ。
鋳物職人が、阿弥陀さまの像を作ろうとしたら、
間違ってお釈迦さまの像を作ってしまった・・・。
そんな失敗から役に立たなくなって、二度と使えない
状態を「おシャカになる」といったようだ。
もう一つの俗説は、鋳物職人さんが、その行程で火が
強くして、あぶり過ぎてダメになってしまった・・・。
「火が強かった」=「ヒがツよかった」となって、当然
江戸弁の影響で「ヒ」が「シ」となる。
「しがつよかった」となり、何と「4がつ8かった」・・・
「4月8日」は、お釈迦さま誕生日・・・。
何とも落語のオチみたいだ。
和尚のお寺では、4月6日(日)に行います。
どうぞお参りください。
そいつぁ難儀だねぇ
『し』の発音は、まっこと難しい。鼻濁音より苦手じゃね。ちなみに、四をよん、七をなな…と誤魔化して生きて?来たけど、確かに和尚さまの専門用語には、この苦手発音が多いですなぁ…以上、言葉を生業にしている玉虫でした♪
玉虫さま
朝日新聞社長秘書・・・いいぬくい。
発音のきれいな人て尊敬してしまいます。