いろいろ教えて頂いた師僧の一人である
大僧正様と奥様のご法事がありました。
アイディア一杯の大僧正様と朗らかな奥様の
お姿をあらためて思い出させてくれる法事は、
原点に返るようでありがたいご供養でした。
30年以上にわたって苦楽をともにしてきた
奥様に先立たれて、自らも病におそわれて、
「胃切るは 生きるなり」と名言を残されて退院。
いちいち自分の心境を説明するのが面倒だったのか
「愛かわらずです」なる色紙を書きます。
とても言葉遊びのオシャレな方でした。
晩年には、よく好んで書いておられた色紙が
ありました。
きつと奥様と手をつながれて、仏さまの世界で
悠悠としていらっしゃるのでしょうね。 合掌