今日6月15日に弘法大師さまは、現在の香川県の善通寺市で
お生まれになりました。
父 佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)、母 玉依(たまより)の
三男として生をうけ、幼名を真魚(まお)といいました。
15歳で上京し、18歳で大学に入学した真魚は、勉強を続けました。
しかし大学の勉強だけでは納得がいかず、「人間にとって、もっと
大切なものがある・・・」と悩み、そんな時に接した仏教の教えに
「人間として大切な何かが・・・」そこには、ひそんでいるという
直感で大学を中退して仏の道に進みました。
将来は優秀な官僚として期待をしていたご両親などもショックだった
に違いなく、多くの批判をされたといいます。
汚い格好をして、あちこちの師ののところを放浪していたようですが、
22歳の時に東大寺で戒を受けて僧となり、僧名を空海(くうかい)と
名のったのです。いまから1200余年も前のことです。
新緑の青葉が、ちょうど美しい季節なので、「青葉まつり」といわれ
お大師様のご誕生をお祝いしています。