深秘なる文字



写真のような字を見たことありませんか?
これは梵字(ぼんじ)といって、仏の真理を
表す文字です。

この梵字の奥義を伝える「悉曇灌頂」(しったんかんじょう)
という師資相承の儀式を京都で受けてきました。

阿闍梨さまが、この法を伝授した証として、
弟子に授与する印信(いんじん)という証書には、
「相承の弟子に非ざる者には、披見すべからず」
と書かれています。

つまり、一生懸命でない者には、やたらと開示しては
いけないという誡めです。

最近は梵字の本やネットでも検索することが可能だし、
Tシャツやペンダントなどファッション感覚で使って
いるものも多くあります。

広く知ってもらうということも大事だと思う反面
安易な表現も問題あり・・・?

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

深秘なる文字 への2件のフィードバック

  1. michiya のコメント:

    おめでとうございます
    昔、美術の絵画とかデザインの世界で仏教に関するモチーフものが流行したことがありましたっけ・・大日如来模様が美しくプリントされたTシャツをきた日本画の先生を思い出します。あまりうらやましいとは今も思いませんけれど。

    お守りとしてこっそりもつのがおくゆかしくていいと思うし、そのほうが神秘的・・・

    和尚様は灌頂をお受けになりに京都までいらっしゃっておられたのですね。

    あらためておめでとうございます。  合掌

  2. 和尚 のコメント:

    michiyaさま
    ありがとうございます。

    お寺の方でも梵字コテコテのTシャツなどを

    お召しになられている方も多いです。

    「おくゆかしい」・・・というのは、

    素敵な言葉ですね。本当のおしゃれとか

    人間性てこんなところからくるので

    しょうね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください