素敵な宝物



今日彼岸 ぼだいの種を 蒔く日かな

悟りの境地を表す「菩提」という言葉。そんな心に
なれるように仏の種を蒔きなさいという芭蕉の有名な
俳句です。

芭蕉は、「静かに見れば、物みな自得す」と言って
います。物事を静かに深く見つめていく彼の作品の
中には、一つの「悟り」のような世界観が感じられ
ますね。

信心の 母にしたがう 彼岸かな

これはお檀家さんの俳句です。一生懸命お参りを
されたお母様で、お彼岸には、ご先祖のために
作られた五目寿司やおはぎをお持ち下さいました。

お母様が亡くなって十数年たった今でも、手作りの
お供え物を作られて、ご家族お揃いでお参りされます。

簡単なことのようですが、「先祖を敬う」気持ちがないと、
なかなかできることではありません。
お母様は、素敵な宝物を残されたのですね。

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2 Responses to 素敵な宝物

  1. みちや のコメント:

    和尚さまへ
    朝夕がめっきり秋らしくなりました。おつとめをするようになって4ヶ月近くたちます。まだまだ千回どころではないのですが、それよりも一回一回積み重ねていくと不思議とありがたさと安心感のようなものが宿ってきて、今ではなくてはならないものになりました。お経はほとんど棒読み状態ですが、言葉のつながりやリズム感があるところはゆっくりですがのって,謡いのようだと思いながら唱えています。

  2. 和尚 のコメント:

    みちやさま
    お経は声を出して、外に聞こえるように思っていますが、実は「骨伝導」で自分の唱える声が自分の骨を通して、自分自身が聞いているのです。これが「功徳」につながっていきます。
    だから、1回よりも10回、10回よりも100回、100回よりも1000回、お唱えすることが大切なんですよ。
    頑張ってくださいね

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