もんじょ箱



お寺の中にある石造物の拓本を全部とり裏打ちをして
保存しました。その数100枚以上にもなってしまいました。

石というと固い印象がありますが、時代の流れと共に
風化が進んできます。

拓本をとるということは、現状の彫り文字や図柄を保存
することが出来ます。また、読みにくい文字もハッキリと
浮き出てくるのです。

このような石造物の資料保存をしていくと、その時々の
住職や壇信徒、地域の方々の信仰と厚い思いがあったことを
つくづくと感じることが出来ます。

貴重な資料として長く保存していくことも住職としての
役目でもあります。しかし紙には、酸などの不純物や温度の変化
カビ、ホコリ、虫などの要因で劣化していきます。

そこでそれらの劣化要因から護るために特殊なボックスに入れて
保存します。
そんな保存に興味のある方は、「神田 もんじょ箱」さんへどうぞ。

ここは、貴重な文献や美術品など、いかに長期間状態よく保存するかを
テーマにした情報室です。

立派なショールームで、重役のような方が直々に説明してくれました。
いろいろなところで、日々研究し頑張っておられる方々がいるものだと
あらためて感心してしまいます。

千代田区内神田2-11-6 共同ビル内
TEL03-5209-2056

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください