バラの香りがするお坊さん??



カネボウフーズから発売された「フワリンカ」というガム。
何でも食べると身体からローズやシトラスの「あま~い」香りが
発散するという。

ニンニクを食べれば、口からだけでなく身体からもニンニクの
香りがするのと同じように、汗線からも匂いが出ていることから
発明されたらしい。

若い女性がターゲットだったが、何故か中高年男性も買っていくとか。
さっそく好奇心の強い和尚としては早々に体験中だが、効果の程は
よくわからない??

昔は「飲香」といって、お香を飲んでいた。
平安時代の香を調合する『薫集類抄』という本の中には、お香を
飲んでから3日目には口が香り、5日目には体が香る。

10日目には、衣が香り、20日目には他の人が、その香りに気づき、
25日には、手を洗った水が香り、30日には抱いた赤ちゃんが香ると
記されている。

「源氏物語」などでは「追ひ風」といい、源氏が通った後は、
しばらく香りが残っていたり、触れたものに香りがうつると書かれて
いる。もともとお香は、漢方の薬として扱われていたので、体には
害がないのだ。

ちなみにお香は、仏教の伝来と共に伝わり、『日本書紀』の中で
推古天皇3年(595)4月に「淡路島へ一抱えもある沈香が
流れ着いたという。島民は薪として燃やしたら、すごく良い香りが
遠くまでしたので、驚いて宮廷に献上した」という記述が、お香の
最初の記述もの。

今日の18日は「お香の日」だ。前述の4月、そして香の字を
分解すると4月(ノ)、(十)(八)、(日)と書いて「香の字」になる
ので18日となるのだ。

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください