お坊さんが座る時には正座が多い。最近はイスも多くなったけど衣を着ていると捌きが悪くて案外不便である。
本来は結跏趺坐といってあぐらのような座り方が正式だ。お釈迦様が正座をしているものはないとうくらい、正座は偽物の形なのだ。
昔の時代劇を見ても殿様の前でも正座はしていない。あぐらのような座り方をしているではないか・・・?
それがなぜ正式な座り方のようになってしまったのか?
つまり正座は、「罰」だったのだ。悪いことをしたときに足がシビレるくらいに自身を反省するために行った「罰」なのだ。
それが、いつのまにか自分自身を律する形として定着してしまった。
和尚的には迷惑な話だ。
今日も足のシビレとの戦いだ~