人生は上り坂、下り坂ともう一つ「まさか」と
いう坂があるようだ。普段から元気で病気とは、
まったく縁のなかった友人の奥さんが入院した。
「お互いに年だからね」と冗談を言ったものの、
まさか彼女が入院するとは考えもしなかった。
それは友達も同じことでオロオロするばかりだ。
彼は家庭の事は何一つしない。だから、何処に何が
入っているのか、食事の支度は、子供の世話は・・。
どうしていいのか、わからなくなってしまい奥さん
よりも大変な状態なのだ。
いつもの生活を「あたりまえ」と思っていたことが、
「あたりまえ」ではなくなってしまう。
お見舞いから帰ると、最愛の奥さんを亡くされた
お檀家さんがお参りにこられていた。
まだまだ、涙は消えない・・・。
「お帰りなさい~」と奥さんの明るい声。
すべての営みに、おもわず感謝の気持ちで
いっぱいになった。
ほんとうに
私も昨年に家内を亡くしました。
いままで会社ばかりで、生活が
変化すると、気がつかなかった
ことばかりです。
人間として何をしてきたのか・・・。
恥ずかしい限りです。
どんな人にも・・・
ステキな奥様だったんですね。
yosiさんばかりではなくて、
みんなそうな風にして生きている
のかもしれません。
心が癒されて行くまでには時間も
かかるでしょう。ご無理をなさらずに。
人生の中で、何かを気づくことが
本当の人生を「築く」こと・・・。