チベットのお坊さんとスタバへ~


知り合いのチベットのお坊さんとスタバであった。
まさか日本とチベットのお坊さんがラテを飲んでいるとは
隣のお姉さんも想像しないだろう。

日本に留学していた彼とあったのは20年ほど前だ。
彼は、いまでもチベットでの聖地巡礼には「五体投地」で望むのだ。

「ごたいとうち」とは、礼拝の仕方で右膝、左膝、右手、左手、
頭の額と順番に大地に付けてお参りするのだ。
つまり完全な腹這い状態を繰り返しながら、数千キロという
聖地までの道のりを、尺取り虫のようにして歩んで?いくのだ。
それも5年、10年という歳月をかけての話だ。

彼の話を聞いていると信仰の凄みを感じる。だからといって
危険な人物でもなく、とても穏やかだ。

思えば祈りや信仰といった行為から、現代の人たちは遠くに
来てしまったように思う。むしろ宗教が怖いもの、かっこ悪いもののように
思われているような感じだ。

そして彼が一番びっくりしたのはコンビニだ。その品物の多さと
至れり尽くせりの利便性とは反対に何かが足りない温度差も彼は感じて
いるのだ。

そう、あなたが感じているように・・・。

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