Vol.44 答え

きしもじん(鬼子母神)

鬼子母神(きしもじん)は、もともとはハーリーティ(訶梨帝母=かりていも)と呼ばれる夜叉でした。
1000人を超える子の母でありながら他人の子供をとって食べていたハーリーティを見たお釈迦様は、ある時、彼女の末っ子を隠してしまいました。
ハーリーティは、我が子を狂ったように探しまわりましたが、見つかりません。
そこへお釈迦様が現れ、大切な子供を失う親の苦しみを諭しました。
心を入れ替えたハーリーティは、鬼子母神として、子供と安産の守り神となりました。