馬頭観音碑(ばとうかんのんひ)

馬頭観音碑金剛院の境内(けいだい)には、馬頭観音(ばとうかんのん)の石碑が二基あります。馬頭観音の「観音」は、正しくは観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)といいます。
観音さまはあらゆる場所で私達の救いを求める声を聞くと、その姿をいろいろ変えて、助けてくださる仏さまといわれています。馬頭観音もそのうちの一つです。
金剛院に安置(あんち)されている石碑には、「馬頭観世音」の文字がきざまれています。牛や馬、、とくに馬の供養や無病息災を祈願して、これが建てられたわけです。

そしてこの碑は、かつて金剛院の周辺に、牛馬とともに農業や畜産にたずさわる人びとが多くいたことを物語っています。

現在は、動物の供養塔(くようとう)として、お参りする方がふえています。