日本の色



今年は寒暖の差が激しいのか、やっと若葉が息吹いて
きました。

日本の色の呼び方は、同じ緑でも・・・。

若草色、若葉色、若緑、青竹色、青丹色、青緑、浅緑、
鶯色、草色、苔色、木賊色、苗色、白緑、深緑、松葉色、
萌木色、柳色

などなどと、デリケートに色を使いこなします。

そんな中で 麹塵色(きくじん)というのがあって、
蛍光灯の下で見ると「緑色」、白熱灯の下で見ると「赤紫色」
日中の直射日光では「玉虫色」、屋内の間接的な太陽光では
「黄緑色」に輝く不思議な色があります。

麹塵色は、古く平安の初め頃より天皇が召す服の色で、
「禁色」といわれ使ってはいけない色でした。

英国のバーバリーのコートが、緑と赤の玉虫色ですが、
東西の貴人が、求めた色彩は似ているものがあるのかもしれません。

そんな門外不出な色だったので、作り方がよくわからないとも
言われていますが、それに挑戦した方に「経袋」を作って頂きました。

微妙に色彩を変える姿は、まさに品格を感じさせます。

なぜかiPhone用のケースも、さりげなくついていました!!

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日本の色 への3件のフィードバック

  1. カヤ のコメント:

    色、いろいろ
    よく、中国の知人たちが、好きな色、について
    話をしています。
    好きな色って、まるでその人を表すキーワードのように、中国の人たちは大切にしている印象がありました。
    色に対する感覚が、ちょっと違うような感じがしました。

    好きな色で、その人を表すって、ちょっと面白いなあ。
    私は、ピンクと水色が好きです。
    子供のころから。

  2. 和尚 のコメント:

    カヤさま
    中国の方は「黄色」かな?赤はあたりまえの感じが
    しますが金色も好きそう・・・。

    ピンクの方はどういう方なんですか

    私は青が好きです。それも瑠璃色みたいな
    濃い色にときめきます

    誰だか忘れましたが、日本人に一番あう色だとか
    言っていた記憶があります。

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