和をもって尊しとなす



いろいろお世話になっている皆さんと日本の「和」を
楽しむ会をお寺で行いました。

お寺の客殿は、昭和9年に建てられたもの。戦災にも
あわず、もう75年目という「和」の象徴みたいです。

もちろんお酒も日本酒のみ。そしてお友達の櫻川七助さん。

この方、日本で数少ない幇間さんという太鼓持ちの男芸者さん
なんです。

七助さんがお伴につれてこられた三味線のお姉さんや
振り袖さんで、ちょっと華やかなお座敷に早変わり・・・。

一口にお座敷芸といっても、遊ばせる側はもちろんのこと
遊ぶ側にも「粋」が求められる、これも奥の深い「和」の世界
ですね~~。

お寺でこんなことしても良いのと思われるかもしれませんが、
結構皆さん、その違和感を楽しまれていたみたいです。

「和」というと、意見が違っても波風を立てずに妥協し、
「調和」していくこと思っていませんか・・・?

ところが「和」の本当の意味は、個々がもっているものを
すべて出し、それらを共にぶつけ合いながら、もっと良い
ものを生み出していくことだそうです。

そして、そのための努力を怠らないこと・・・。

「和をもって尊しとなす」決して納得できないことには妥協せず、
しかも他人の意見も受け入れ、それを尊重できる寛容さを持ち合わせる
ことが「和」本質・・・?

こりゃ!奥が深い~~~~

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和をもって尊しとなす への8件のフィードバック

  1. フードアナリスト食人 のコメント:

    太鼓持ち。
    とも花柳界では呼びます。男芸者です。私の家は神田明神下菊本と言う料亭でした。太鼓持ちは揚羽家笑蝶さん。芸者は神田福丸姉さんが私の小学校の先輩です。縁尽奇妙。貞花師匠良く福丸姉さん知っています。粋で鯔背ですね^^;

  2. 和尚 のコメント:

    フードアナリスト食人さま
    へぇ~~実家が料亭だったんですか

    福丸姉さんは、噂に聞いたことがあります。
    花柳界を支えた端唄の師匠でしたね。

    昭和という激動の時代を気骨をもって生き抜いた
    女性の魅力を感じます。
    お目にかかって見たい方の一人です

  3. 紫沙(しさ) のコメント:

    ありがとうございました
    日曜日はお世話になりました。幇間さんとご一緒した、唄・三味線方の紫沙(しさ)でございます。

    >「和」の本当の意味は、個々がもっているものを
    すべて出し、それらを共にぶつけ合いながら、もっと良いものを生み出していくことだそうです。

    なるほど。深いですね。
    あれはダメ、これはダメが多い伝統の世界ですが、とりあえず前向きに実行してみて良い結果を生み出したいと思う今日この頃です。
    お勉強になります。ありがとうございました。

    またよろしくお願いいたします。

  4. ki のコメント:

    ありがとうございました
    紫沙姉さん素敵でしたね。
    地域の方々も、とても熱い方々でした。
    そんな交流をこんな粋な形で演出されたことにビックリですし、お若い方が多かったのでこれもビックリ!!
    お寺と地域とこれからが楽しみですね。

  5. 和尚 のコメント:

    紫沙さま
    ありがとうございました。
    お声がとても素晴らしかったですね

    伝統を確実に守り続けてこられた先人の方々・・・。
    でも伝統の世界て、それだけでは遺品でしか
    なくなってしまい、いつか忘れ去られてしまいます。

    その素晴らしい伝統を絶対に守りながら、そこに
    現代的なエッセンスを含んでいかないと・・・。
    いつもそんな思い出頑張っています。

  6. 和尚 のコメント:

    kiさま
    紫沙姉さん・・・大人気ですね

    他にも一度は試して見たいことがあるんですけど
    「何考えてるの・・?」と、怒られそう!!

    でも10年後くらいには、あたりまえになりそう??

  7. 寿 のコメント:

    Unknown
    とても充実した素敵な時間でした。浴衣も着れたのが嬉しかったです。しかし、、あの直後というか数日後に失恋してしまい、、今は久々に撃沈中です。私の夏は三味線や七福さん達と消えました。ぐすん~

  8. 和尚 のコメント:

    寿さま
    え~~ッ あの後ですか・・・。

    祈願!!
    しっかり縁切り バッチリ良縁!!

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