一歩前へ



和尚の寺ができてから十数年後に500年を迎えます。

その時を目指して、お寺の総合的な寺誌を残すべき
作業を進めています。

今日は、寺に伝わる掛け軸の撮影です。前回は石造物の
拓本の撮影でしたが、その時とカメラの機材が違うみたい。

和尚のカメラテクは、ほとんどカメラまかせの偶然に
撮れた良い写真という感じです。

そう言った意味では、最近のデジカメは押せばとれる
ようになっていて和尚的には助かります。

お坊さんでも元報道カメラマンという方もいて、
この方がカメラを持つとさすがに凄いです。

何が凄いかといえば、変わりゆく一瞬の被写体に近づき
カメラをむける早さです。しかもブレない。

「あれ~いない・・・」と、思っていると、向こうの方で
撮影しているではありませんか!

あるいは、こちらの↓方は和尚の近くのお寺様のご縁戚・・・。

まかり間違えばお坊さんになっていたかもしれないという方です。

和尚の寺の本山である奈良県・長谷寺を撮影されていたときも
やはり一瞬の瞬間をのがしません。

「カメラはね、撮ろうと思った位置から、もう一歩二歩だけ前に
出て撮ると、違う良い写真ができるんだよ・・・」とは、その時の
お言葉・・・。

言われてみれば、その通りかもしれません。
以来、カメラの性能に頼りながら「一歩前進」を心がけています。

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一歩前へ への4件のフィードバック

  1. プラナ のコメント:

    曼荼羅ですか?
    いつも楽しく、拝見させていただいてます。
    初めてコメントもします。
    撮影しようとなさっている、掛け軸は曼荼羅なんでしょうか?
    私も絵を描くほうなので興味あります。。
    出来れば、この掛け軸の由来などあれば教えてもらえませんか?

  2. 和尚 のコメント:

    プラナさま
    初めまして。

    この曼荼羅は、当麻曼荼羅(たいままんだら)と
    呼ばれるもので、奈良の当麻寺に伝わる中将姫伝説の
    浄土曼荼羅です。
    http://homepage2.nifty.com/m-kasama/taima/mandarazu.htm

    真言密教で言う所の曼荼羅とは違い、その名前を
    借りたもので、正式には「浄土変相図」です。

    詳しくは過去の下記ブログを見てくださいね。
    特別拝観

  3. プラナ のコメント:

    大変参考になりました。
    国宝 当麻曼荼羅図と言うのですね。
    いやすばらしい!!
    しかも中将姫様が蓮糸を用いて、一夜の内に織った物語ですか。
    絵で描いても一夜で仕上げるのは、ちょっと不可能かもしれません。。
    ありがとうございました。

  4. 和尚 のコメント:

    プラナさま
    そうなんですよ・・・。
    伝説もあるでしょうが、昔の方は、とにかく
    「念」がこもっていました。
    素人がみても、それはわかります

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