すっかり秋です



和尚の寺では、最後の彼岸花が咲き終わります。

芭蕉が、その昔に奈良の都で詠まれた句。

菊の香や奈良には古き仏たち
(きくのかや ならにはふるき ほとけたち)

彼は、その1ヶ月後に不帰の人となります。

「菊の香」と「奈良には古き仏たち」が、どのような
関係を表現したかったのかわかりません。

それぞれが微妙な関係にあって、自身の心と響き
あいながら複雑な思いを芭蕉は感じられたのかも
しれませんね。

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すっかり秋です への2件のフィードバック

  1. 蘭子 のコメント:

    奈良
    この日曜に奈良の聖林寺を訪れ、国宝の観音様にお会いしてきました。 
    奈良も彼岸花がまだまだきれいでした。
    一句・・・は浮かびませんでした。
    今からしぼりだそうかな?

  2. 和尚 のコメント:

    蘭子様
    奈良も暑そうですね。。。

    観音さまといえば切れ長の目が特徴ですが、
    聖林寺さんの観音さまは、正面を正視しています。
    天平時代を代表する仏さまですね

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