東京文化財ウィーク



東京の文化財を身近に感じてもらうために
企画されている「東京文化財ウィーク2006」が
今年も開催されています。
和尚の寺も末席で参加をしています。

都内には300くらいの文化財がありますが、
もっともっと自国の文化を感じられるような
場所や風潮が高まればと思います。

和尚の寺の大本山である真言宗豊山派・護国寺も重要文化財に
指定されています。

護国寺は、天和元年といいますから今から325年前に
五代将軍徳川綱吉の生母である桂昌院の発願で、建立した
のが始まりです。

桂昌院は30数回、綱吉は16回程、護国寺を訪れていて、
供揃ともぞろへ1000人以上で参詣したといいます。

江戸時代を代表する寺院建築で東京都の中にあっては
木造寺院建築では最古の建物です。

今週から10日ほど、阿闍梨さまから弟子に仏の教えを授かる
灌頂(かんじょう)という儀式が始まっています。
真言宗の教えは昔から今に至るまで、この灌頂という大切な
儀式を通して伝わっているのです。

この間は護国寺の本堂(観音堂・写真)中は参拝できません

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東京文化財ウィーク への5件のフィードバック

  1. みちや のコメント:

    そういえば・・
    護国寺においてもやはりあるのですね。結縁灌頂・・私も思うところあり、今月のはじめ頃、高野山へ参りました。静かな山間の町がいちだんとにぎわうのです。観光地としての表情はいつもあるのでそれはそれですが、実はこんなにも沢山の人々が信仰を求めている。地下鉄ではあつかましいおばちゃん達もここへ来ると皆わきあいあいと優しく、楽しそうですきです。みんな、みんなに仏様の功徳、伝わるといいですね。

  2. 修験道フリー・ウェイ-8

    ◎修験三十三通記-7
    (極秘分第一、峯中本有灌頂之事)
    一般には、師の阿闍梨が法水を新参の人の頭に注ぎ頂くことを伝法灌頂と呼び、是れを阿闍梨位を継承したことを証明するセレモニーとしているが、修験三十三通記では、これは終生灌頂と呼び窮極の灌頂とは見 …

  3. 和尚 のコメント:

    みちやさま
    結縁灌頂は一般の方のためにあります。
    今回はお坊さん専用の灌頂。
    高野山の結縁灌頂は大勢で楽しい雰囲気ですね。
    確かにこの灌頂をうけると、皆さん穏やかになるから
    不思議です

  4. みちや のコメント:

    修験道
    ほんとにそうですね。
    トラックバックも拝見しました。ん~・・・難しい内容。仏教の専門知識ですね。でも、少し興味があります。和尚様もやはり本有灌頂を受けられたのですか?

  5. 和尚 のコメント:

    みちやさま
    理論的なもの、お経を唱えたりする行的なもの、
    自身の経験の中で感じるもの、そして、その人が
    生まれながらに持っているセンスというか機根など
    が、複合的に重なりあって仏へと目覚めていく
    のだと思います。
    一生勉強ですね

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