久々にこんな方がいたのかと笑ってしまった。
その方は柳家紫文さん。
常磐津三味線方として歌舞伎座の本公演などに出演して
いたらしいが、音曲の柳家紫朝に入門して演芸の世界へ。
着物姿で三味線をかまえて登場。
個性的なお顔?しかも低音で響きのある声・・・。
それ自体が、怪しい世界を作り出している。
「火付け盗賊改め方の長谷川平蔵が、両国橋のたもとを
歩いておりますと、1人の富山の薬売りが足早に平蔵の
脇を通り抜ける。向かいからは水商売らしき1人の女。
三味線がパラン~ポラン~・・・
2人が橋の上ですれ違う。
声色がはいって・・・
『もし、眠り薬はなくて?』
『越中富山の薬売りは置き(起き)薬よ』」
三味線がジャジャン~、ジャジャン~
こんな感じの芸なの?とお客さんは一瞬引いた感じに・・。
「続けさせていただきます」チャララ~ンと三味線。
三味線のあとの微妙な間。
お客さんは引きながらも、紫文さんの「落ち」の世界に
どんどん引き込まれていく。
やる気があるのかないのか、わからない脱力系な
感じだが、かなり計算された精度の高い芸風だ。
不思議な魅力をもった芸人さんだ。
一回お寺に呼んでみようかしら・・・・。
紫文です。
ありがたいお褒めのお言葉ありがとうございます!
ウレシイです。
機会がありましたら是非ともお声掛けください。
いつでも参上いたします。
紫文 拝
柳家紫文さま
コメントありがとうございます。
ぜひお目にかかりたいと思っています。