京都のお盆



京都というところは、さほど広くない盆地に
あり、連絡が密にしやすかったのか、神社仏閣の
儀式ごとが、生活の中に浸透しているところです。

8月ともなると線香色に染まり、六道参りや
御精霊さん(おしょうらいさん)が家に帰って
くる準備が始まります。

昔は、食生活も精進物に変わって肉屋さんが
泣いていたとか・・・。
肉や魚をあまり使わず、野菜中心の食事・・・。
それが「おばんざい」と言われるもので、京都に
行くと、そんな名前のお店もたくさんあります。

16日には「大文字の送り火」が行われ、お盆の
行事が終わります。
今ではちょっと観光化してしまいましたが、これも昔は
純粋な宗教行事で、御精霊さんを送る送り火なのです。

そんなことを知らない学生の頃に
「大文字焼きは、どこで行うの・・・?」と、地元の方に
訪ねると、
「聞いたことおへんな!それは何処の饅頭どす・・・!」と
不愉快な顔をされたことを覚えています。

「大文字焼き」じゃなくて「大文字の送り火」なんですね!

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京都のお盆 への2件のフィードバック

  1. 巡礼A のコメント:

    金剛院にお参りしてきました
    今日(16日)、八十八ヶ所巡りで金剛院にお参りしてきましたが、ご住職はご不在とのことで、お会いできず、残念でした。今は東京を離れてしまったので、年に2、3回上京する毎に札所巡りをしています。金剛院さんで、60ヶ寺目くらいです。終わるのはいつになることやら。

  2. 和尚 のコメント:

    巡礼Aさま
    失礼しました。
    少ない時間でのお参り、大変でしたね。
    無事に御成満されることを祈っております。
    また機会がありましたら、お出かけくださいね。

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