21日に降った雪が、まだ残っています。
さすがに雪の日から数日は、寒かったり滑ったりで
お大師参りをお休みしていた方も復活です。
中央のお大師さまは、弘法大師が若き頃に修行を
されていた修行大師という像です。
この大師像の多くは、網代笠をかぶっておられるお姿が
多いのですが、和尚の寺では、笠をとっている珍しい
形をしています。
そんな訳で、お大師さまのお顔をハッキリと見ることが
できるのです。ところがこの大師像、和尚の顔に似ている
みたいで建立した当時は、誰もがそう思っていたみたいです。
つまり・・・
「今度は立派な和尚さんの銅像ができて・・・」と
マジに言うのです。
言われた和尚は、お大師さまに似ていると言われれば
もったいないやら有り難いやら・・・説明に大忙し
制作された故藤島茂先生は、1年間弘法大師の本をお読みに
なり遍路をされて、その中からわき出た感性で作られた
御像なので、間違っても和尚に似ることはありません。
でも、ちょっと似ているかも。今日も始めてきた飛び込み
セールスのお兄さんが、「和尚さんの銅像がありますよね」
だって・・・。よく案内板を読んでね
銅像
銅像に興味がありいろいろ調べているのですが、公式な調べはないものの、日本で一番銅像の多い人物は(宗派の寺院数から考えても)おそらく弘法大師ではないかとおもいます。確かにその大半は編笠を被っていらっしゃいますので、「珍しいなぁ」と思い拝見させて頂いたことを記憶しております。和尚さんとお会いしたことがないので、お顔を存じ上げなかったのですが、あの大師像と似ていらっしゃるんですかぁ。今後は私の中での和尚さんは緑色のお顔です。(笑)
makotoさま
あはぁ~きっと笑ちゃうかもしれませんよ。
唐金なのですが、どういう訳か色は青銅じゃなくて
茶色です。
日焼けしてもOKなのかしら
Unknown
記憶がいい加減ですみません・・
野外のもので青銅仕立てじゃないとすると、
何らかの加工をくわえていらっしゃるのですね。
和尚
金属のしっとりとした色合いと光沢を引き出すには、表面の磨きと着色によって引き出されます。それは作品の生命が左右されるほど重要な作業です。
着色は数多く伝わっていますが、主に青銅色.煮色.古手色.本青銅色.本焼色等さまざまです。
着色といってもペンキのように色を塗るわけではなくて、俗に言う青銅色(緑色のパターンです)というものは、銅が60%、亜鉛が30%、鉛が5%、錫が5%、その他にも微量の金属を調合して、その化学反応で着色や加工をしやすくしているのです。
この金属の配合%比率や金銀なども入れたりすると、さらに特殊な化学反応で金色のような茶色や黄色になったりするようです。
それは職人の経験や技術力、こだわりと秘伝みたいで当寺の配分表はわかりませんが、作り手の特徴的な色というわけです。
同じ緑色の唐金といわれる銅像もよく見ると微妙に色がちがい、そんなところもお寺のおもしろいポントです