春祭りの季節ですね


東京では浅草三社祭が行われていますね。
浅草といえば、浅草寺。

ということで三社祭も浅草寺が行っているものと
思っている人が意外と多くいます。

浅草の仲見世を進み浅草寺のお堂に向かって
右側には、浅草神社という神社があります。
浅草寺に比べれば、それほど大きくありませんが
東京十社に数えられる由緒ある神社だそうです。

江戸時代には、お寺と神社は一体となっており、
お寺の境内や隣に神社があり、神社の祭祀を
僧侶が行ったりしたのです。

日本人は、無宗教とか言われますが、実はとても
「おおらか」宗教観をもっています。
それが神仏習合という宗教観だとも言えます。

さて東京では、三社祭が行われていますが、
京都では葵祭があります。

このニュースをきくといよいよ春から初夏への
移り変わり、ぼちぼち暑い季節がやってくるなあ・・・
という気持ちになります。

風物詩、彩時記ってまさにこういうことですね。

福岡では、博多どんたく、長野では6年に一度の
御柱際などなど、この季節は日本中で盛大な
春祭りが開かれます。

春祭りは、もとは田の神様への豊作祈願のお祭り
でした。冬の間は山の上にいる神様を里にお迎えして、
稲が立派に育つように丁重にお祭りをして田に
留まってもらおう・・・昔の日本人はそう考えました。

いまではすっかりイメージするのも難しいですが、
この時期には、イナゴなどの稲の害虫を村の外に
追い出す「虫追い」という行事もありました。

藁で作った人形を掲げて田の間を練り歩いたり、
松明の火で虫を払うまじないをして、最後は村はずれで
大きな焚き火をしたりして、稲に悪い虫がつかないように
願うというもの。

それだけ、米の実りは大切なことだったんですね。
今では、科学的な実り方も多いですが、手をかけ
祈りに基づいた「実り」は、質が違うのかしれません。

寂しいことですが、都会になればなるほど、季節の
移り変わりには鈍感になってしまうような気がします。

そんな時は、お祭りや伝統行事を体験して、その裏にある
四季を感じる体内時計を再調整してみるのもいいかもしれません。

お寺には四季を感じる草花や樹木がありますので、ぜひ
季節の変化を楽しんで、時差ボケならぬ四季ボケを解消
してください。

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