クールジャパンな「じゃんけん」


夏の高校野球選手権大会がはじまりました。
サッカーの場合、キックオフ権はコイントスで決めますが、
高校野球の試合では、最初に両チームのキャプテンが
じゃんけんをして先攻・後攻を決めるそうです。

意外と知られていないのですが、じゃんけんは日本で
生まれた日本独自の遊びです。

三すくみ状態で勝敗を決める拳遊びは、中国にも
あったそうですが、文献にも「用法知らず」(遊び方不明)と
書かれており、今のじゃんけんとは違うものだったようです。

現在のじゃんけんの発祥は意外と新しく、江戸時代後期
から明治時代にかけて日本で成立したと言われています。

そのため、日本以外ではじゃんけんはほとんど知られて
いない存在だったとか・・・。何を元に作られたかは不明で
あり、考案者もわからないそうです。

中国や朝鮮半島には伝わりましたが、その他には一部の
日本人移民地域にじゃんけんの普及はとどまっていました。

数十年間の外国人の旅行記には、日本人がじゃんけんを
する姿を奇異に思い観察する記述が多くあるそうです。

ちなみに中国や韓国でのじゃんけんの拳の名称は、
日本の「紙」「石」「ハサミ」ではなく、「布」「石」「ハサミ」だそうです。

これは当時の日本の和紙がコシのある優良な繊維であった
のに対し、大陸では良質の紙があまりなく、紙で石を包む
ことが難しかったため、「紙」から「布」に変わったようです。

ちなみに英語でじゃんけんのことを「Rock-paper-scissors」と
表記し、日本のじゃんけんの通りの記述となっています。

そんな日本生まれのじゃんけんですが、近年「クールジャパン」
ブームにより、海外でも広く知られるようになりました。

日本のアニメなどにもじゃんけんの描写は多いこともあり、
急速に世界で知られるようになっています。

さて最後に「じゃんけんぽん」の語源について・・・。

そもそもあまり疑問に思うこと自体ありませんが、
考えてみれば「ぽん」の意味がわからない言葉ですよね。

語源には諸説あるそうなのですが、その有力な語源の
一つが仏教用語を起源とするものです。

「料間法意」(りゃけんほうい)がなまったものとするもので
「りゃけんほうい」→「りゃんけんほい」→「じゃんけんぽん」
と変化していったとも考えられています。

「料間法意」は、「迷ったら人知を越えた宇宙の根源を
流れる天の意向を推し量る」という意味。

まさに「じゃんけん」にぴったりの語源ですね。

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