葬儀のトラブル



葬儀をめぐる公正取引委員会の取引実態が
報道された。

それによると葬儀業者から見積書が渡されなかったり
して不満が出ているという内容だ。

昔の葬儀は、地域の連帯の中で行われていた。
人が亡くなれば、顔見知りの地域の葬儀屋さんに
お願いし、お寺には必ず喪主以外の親戚の方などが
2人で連絡にこられた。

大切なことなので間違いがあってはいけない
という想いから2人でこられ、お寺からの本尊様の
掛け軸を大切に抱えながら帰られた。

一方、葬儀会場は100%自宅で葬儀屋さんを
中心に親戚や地域の方などの指示で準備が進んでいく。
食事の準備も地域の方の重要な役目だ。

喪主や家族の方々は、亡くなった方のそばで、
充分なお別れができていたのだ。

ところが現代は、病院でゲットされた見知らぬ葬儀屋さん。
お寺の連絡は病院からの携帯電話。葬儀の準備は喪主一人が、
お寺や親戚、地域の方々に、気をつかいながら行う。

地域の共同体の崩壊、人間関係の希薄、核家族化・・・。
寂しさの中で短時間に、経験のない判断を一人で
しなければならない状態で、世間体もあるので、
「それよりもこちらの方が・・・」という葬儀屋さんの
言われる通りの選択で準備が進んでいく。
その結果、葬儀に関わるトラブルが起きる。

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