仏さまにフレンチトースト



仏さまに毎日あげるお仏飯は、炊きたての白米と
決まっています。自分たちが毎朝、食べるものを
差し上げることが大事だからです。

ところが、最近は白米を食べなくなりました。
毎朝決まって口にするものといえば、トーストと
コーヒーというご家庭も多いでしょう。
ならばお供えは、パンとコーヒー?

普通のご家庭ならば、亡くなった方の好きな物
とか、フレンチトーストでも良いかもしれません。
でも、お寺となるとちょっと抵抗があります。

ご本尊様にフレンチトーストとコーヒーという
わけにはいかないと、例えパンを食べたくても、
朝ご飯を食べなくてもご飯を炊いて差し上げなければ
なりません。

ご本尊さまは、美味しいパンとか食べたく
ないのかしら・・・と思う反面、そんなことは
できないという自分がいます。

「決められたこと」という慣習にとらわれて、
そこから抜け出すのが怖いのか?それとも何か
大切なことが崩壊していくのが怖いのか?
それは、良くテレビで見る官僚の「前例が無い」と
いう答弁に似ているかもしれません。

お坊さんの世界で長年の伝統を守っていくことは、
とても大切なこと。でも、その伝統を創造的に
作りあげていくことも、これから大切なことだと
思っています。

和尚の寺の本尊様にフレンチトーストがあがったとき
お寺が大きく変わるかもしれないと、一人でニンマリ
しちゃいました。

ちなみに写真は金の仏飯器。お値段は70万円だそうです。

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2 Responses to 仏さまにフレンチトースト

  1. Unknown のコメント:

    一般家庭なので
    家では朝はコーヒーを仏樣にそなえることがあります。一緒でいいよねといって手をあわせてます。

  2. 和尚 のコメント:

    ステキな話しですね
    同じものを共有できるて、すばらしいこと
    なのだと思います。
    お寺の中にいると欧米の文化と日本の文化の
    狭間の中で悩むことも多々あります。
    でも、考えて見れば仏教は外から輸入された
    宗教だし、その当時は随分と斬新だったと
    思います。

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