Vol.39 答え

とこしょ(独鈷杵)

独鈷杵とは密教法具の一つで、仏の智慧によって、煩悩を滅ぼして悟りの心を求めるために使用する法具です。
弘法大師によって中国から真言密教とともに伝来しました。
弘法大師が修善寺を訪れたとき、病の父の体を河で洗う少年を見つけた。
少年の親孝行に感心した大師は、手に持った独鈷で河中の岩を打ち砕き、霊験あらたかなる温泉を噴出させたという言い伝えが残っています。
いまでもこのお湯は「独鈷の湯」と呼ばれ、広く知られていますよ。