Vol.28 答え

おせんこう(お線香)

西暦595年(聖徳太子の生きていた時代)、淡路島に沈香(じんこう)という香木が流れ着いたのが日本のお線香のルーツといわれています。
現在のような形になったのは江戸時代の初め頃のようです。
お線香は、丁子(ちょうじ)や白檀(びゃくだん)などの香木の粉を線状に練り固めて作ります。
お線香を仏さまに供えることで、香気により仏前を清めると同時に、食香(じきこう)といって仏さまの何よりのお供え物でもあるのです。
また、よい香りには心を落ち着かせる効果があり、穏やかな心で仏さまと向き合うことが出来ますね。