弘法大師修行像と四国八十八ヶ所お砂踏み参拝所

弘法大師修行像と四国八十八ヶ所お砂踏み参拝所延暦(えんりゃく)24年(805)、今から1200ほど前に、弘法大師(こうぼうだいし)が唐(とう=現在の中国)の長安(西安)にわたりました。

帰国された弘法大師は、高野山(こうやさん)を開き、京都の東寺(とうじ)を根本道場(こんぽんどうじょう)として、真言宗をひろめていきました。

金剛院には、修行中のお姿をした弘法大師像があり、それを囲むように、地名が記された石柱が4本立っています。
これらの柱は弘法大師が修行の場とされた四国八十八か所の霊場(れいじょう=神聖な場所)を

  • 阿波(あわ):発心(ほっしん=)の道場(どうじょう)
  • 土佐(とさ):修業(しゅぎょう)の道場
  • 伊予(いよ):菩提(ぼだい)の道場
  • 讃岐(さぬき):涅槃(ねはん)の道場

の四国にわけて表したものです。石柱の下には、それぞれの霊場のお砂がおさめられています。
これらを「阿波」から順に時計回りにふみながらお参りすることで、八十八か所のお参りと同じご利益をえられるようになります。