智観比丘尼の碑(ちかんびくにのひ)

智観比丘尼の碑比丘尼(びくに)とは女性のお坊さん、つまり尼(あま)さんのことです。

今から150年ほどむかし、宝仙寺(ほうせんじ)から金剛院へやってきた智観比丘尼(ちかんびくに)は、金剛院へ村の子供たちを集め、この辺りではまだめずらしかった寺子屋(てらこや)をはじめました。
安政6年(1859)に亡くなるまで、智観比丘尼は子供たちに礼儀作法(れいぎさほう)や読み書きを教えていきました。
長崎における庶民教育(しょみんきょういく)の創始者(そうししゃ)と言えるでしょう。

それを記念し、金剛院には智観比丘尼をたたえる碑が立っています。