葉月です


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8月になりました。葉月ですね。
旧暦はおよそ1ヶ月遅れになるので、昔の葉月は新暦の9月頃でした。
ちょうど葉っぱが落ち始める季節だから葉月、といわれるようになったそうです(諸説あります)。

本格的な落ち葉の季節になると片付けもなかなか大変ですが(特に木の多いお寺の庭なんかは本当に)
アジアにはそんな葉っぱをも大切に利用する文化がありました。

貝葉(ばいよう)、貝多羅葉(ばいたらよう)などというのですが、
かつてインドから東南アジアにかけての地域では、多羅樹(オウギヤシ)という
ヤシの丈夫な葉っぱを集め、それを加工して文字を書いていました。

最初の頃の仏教の経典は、いわゆるお経のような巻紙ではなく、ヤシの葉っぱに
書かれていたんです。

書き方も紙のように墨を染み込ませるのではなく、葉の表面を固いもので引っ掻いて
跡をつけるようにして文字を残していました。

葉っぱとてあなどるなかれ、貝葉に書かれた経典「貝葉経」は現在も各地に現存していて、
日本でも仏教系大学の大谷大学には60点以上の貝葉経コレクションが保管管理されています。

時代の流れで失われてしまった貝葉経も少なくないようですが、なんとかして仏様の
教えを後世に残そうとした先人の思いを、これからも護っていってほしいと願います。

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